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住宅の機能設計:住居を「どう使うか?」を考える

住宅は、生活の入れ物となるものです。そのため、家庭生活の内容、考え方が異なれば、住居のあり方も違ってきます。
そのため、「住宅の設計・デザインの基本はこうでなくてはならない」というようなものはなく、設計の段階でも答えは1つではありません。
たとえば設計者が10人いれば、10人それぞれの提案を示すことになるでしょう。
住宅を設計する際は、その住居に住まう人の、住居の使い方を考える上で住人の考え方や個性が反映され、計画されるものでなければなりません。
設計のための条件は、まず住居の使い方を基本に考えることが重要です。
生活行動をゾーンごとにまとめる
間取りを設計する前に、まずは家族の住生活を把握することが大切です。
そのため、家族員それぞれの生活行動をゾーンごとに分けます。
ゾーンとは、「区域、領域」などをあらわします。
また、「団欒」「食べる」「調理する」「休息する」「眠る」「入浴する」「排泄する」など、家族相互の生活行動は多種にわたります。
これらの生活行動を、目的別に分けることで、用途をはっきりさせることができます。
ゾーンニングの代表的な方法には次のようなものがあります。
- パブリックゾーン(公的家族的生活空間)とプライベートゾーン(私的生活空間)に分ける
- 動的なゾーンと静的なゾーンに分ける
- 昼の生活ゾーンと夜の生活ゾーンに分ける
- 作業ゾーン、休養ゾーン、余暇ゾーンなどに分ける
1については、住宅内の私的空間と公的空間を参照してください。
これらの条件は組み合わせ、相互に関連づけたりすることでで統合化していくようにします。
住宅設計をより良いものにするために設計手法の1つです。
生活ゾーンと動線とのつながりを考える

生活空間をゾーンごとに把握し、快適な住宅プランに間取りをまとめていくために、平面図上で動線を計画していきます。
間取りの動線計画の進め方の要点は次のような部分です。
- 動線は、単純に、短く、計画する。
- 原則として、個室の出入り口は1箇所として設計する。
- 間取り図(平面図)の案がまとまった段階で、生活行動を想定し、外部への動線や室内同士の内部の動線を再度検討してみる。
- 個室から個室への移動は、原則として、廊下などからの出入りとする。(落ち着き・安心感)
- 家族の動線、来客の際の動線、主婦の動線など、用途に合わせて考えてみる。
ここまでのプランはラフなスケッチでかまわないので、部屋ごとのつながり、動線とのつながりを考察してみましょう。
